兵庫県道 538号 籠坊温泉線

兵庫プチ遠征シリーズ 第二弾は兵庫県道538号籠坊温泉線である。
こちらは生活道路で周辺に住居や温泉施設が立ち並ぶ生活道路だが、全線とおして狭隘区間が占める。
しかしながら、自然に囲まれた場所であり、非常に美しく通るだけでも楽しめる県道であった。

事前調査

始点は兵庫県丹波篠山市後川新田で、兵庫県・大阪府道 601号 杉生能勢線の三叉路を左折したところだ。


終点は同じく兵庫県丹波篠山市後川新田で、兵庫県道309号と接続する箇所だ。


半年前に通行した時は結構細い道であったが、非常に綺麗な景色が記憶に残っている。
当時は県道538号という認識は薄かったが、今回はしっかりと認識した上でアタックしようと思う。
夏と冬では景色がどれほど違うのか、見ものだ。

県道538号は全線を通して1車線ほどしかなく、自動車のサイズにもよるが離合は困難な箇所が多数を占める。
探索の際は注意したい。
また、県道601号と同様に、積雪の可能性もあるためその点も注意したい。

探索開始

県道601号から

始まりは兵庫県・大阪府道 601号 杉生能勢線の探索を終えて戻ってきたところだ。
左折すると峠道に戻るが、直進すると目的である県道538号に繋がる。
標識でも分かる通り、このあたりは籠坊温泉で観光地のようだ。
平日にしても交通量が少なすぎる気がするが、秘境中の秘境といったところなのだろうか。


県道の開始地点には歓迎のゲートが設置してあった。
籠坊温泉は平家の落人が隠棲していた地らしく、それなりに歴史のある場所のようだ。
残念ながら宿泊施設のみで日帰り温泉はないらしい。
また、夜間は星空が見えるらしく、かなり人工物が少ないこともうかがえる。

さあ県道538号へ突入だ!


人の香り

早速人家が見えてきた。
県道601号の大阪側と異なり、こちらは集落として発展しているようだ。
601号でも一軒くらい人家があるだろうと思っていたが、全く無かったので少し安心した。
このあたりは結構狭いのだが、交通量が限られているためそれほど狭いと感じない。
周りが開けているのが大きいのだろうか。

扁額までは確認していなかったが、この橋は「さかしたばし」という名前のようだ。
寒さとここまでの疲れで最早撮影する気力が無かった。


1.5車線以上はあるだろうか、こう見ると結構広い道だ。
アルファードクラスでもなければ離合は余裕だと思われる。
道の綺麗さもなんだか人の香りがする。
今まで人の香りと無縁の探索を続けていたためとても安心した。


篭坊温泉

右側をふと見ると年季の入った案内板が置いてあった。
「猪名川渓谷県立自然公園 籠坊温泉 みんなの自然を大切に 兵庫県」
あれ?ここの川って羽束川だったような。

と思ったものの、どうやら源泉のことのようで、篠山市観光情報によると県立猪名川渓谷自然公園の付近で湧いているようだ。

 武庫川上流の支流、羽束川源流付近にある。県立猪名川渓谷自然公園の山峡にひっそりと湧く温泉地で、平家の落人が隠棲したともいわれる場所である。渓谷沿いに3軒の旅館が点在。
篭坊温泉 湯の壺

と思ったのは束の間、案の定狭くなった。
おそらく一車線程度しかないため、軽自動車でも離合は不可能だ。
さらに落石注意ときた。
思ってる以上にこの道は過酷なのかもしれない。
とはいうものの、こういう活動をしていると過酷になればなるほど逆に魅力が増してくるのだが...。


カーブを曲がると再び人家が見えてくる。
温泉宿があるようだが、よくある温泉街とは全く異なり、ここは普通の集落という感じで温泉宿があるようには見えない。
夏に通った際も本当に温泉宿があるのかと永遠と話していた記憶がある。


人がいたため振り返っての撮影だが、一軒目の宿らしき施設だ。
名前はわからないものの、入り口に看板が置いてあっった。

少しギョッとしたのだが、右の軽トラは実は道のど真ん中に停まっていてバイクじゃなければ追い抜けないほどだった。
バイクだから大丈夫だったが、四輪車だったらどうするんだろうか...。
一応市道レベルじゃなくて県道なんだけどなぁ。


また店っぽいのが出てきた。
「新月楼」という温泉処だったらしい。
だったというのは、もうすでに営業しておらず、建物は完全に廃墟化している。
ネットで検索をかけてもあまりヒットせず、気がついたら営業していなかったというようなレビューもあったため、ここは本当に秘境中の秘境なのかもしれない。


もう一見廃墟化している建物があった。
こちらもなんらかの施設だったのだろうが、当時の面影は全くない。
ところで、奥の駐車スペースっぽいところには石が積まれており、まるで崖に建てた建物のようになっていた。
元々ここまで山があったのかと思ったが、裏側を覗いてもどうやらそうでもないようだし、不思議な光景だった。


再び施設っぽい大きな建物が右手に見えてきた。
こちらは現役で営業している温泉宿で、決して廃墟ではない。
ただ、さすがに時期と平日ということから客と思しき人はだれもいなかった。
というかここに来て見かけたのはさっきの軽トラの人ともう一人話してる人だけだった。


終点

残りわずか、カーブを越えたら県道538号は終わりだ。
今でこそ離合は可能だが、駐車場が埋まってる時期(あるのかどうかわからないが)は離合不可能だろうな...。


カーブを越えると三叉路にあたり、ここで県道538号は終了する。
直進と右折路は県道309号で、直進すると県道12号に向かう。
右折すると集落に向い、やがて未成区間となり事実上の通行不可能区間となる。
今回は県道309号の調査途中のため右折して終点を確認しに行く。

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