山の中にひっそりと存在する林道

廃墟や廃道、酷道の著名なサイトなどでしばしば見てきましたが、見れば見るほど自分の目で確かめてみたくなるのが廃に魅了された者の末路です。
過去にも林道や酷道を自分の足で進んできましたが、今回からはサーバ活用も兼ねて記事にしていきたいと思います。

さて、記事第一号で向かったのは京都府木津川市山城町にあるとある林道です。
近所ということもあって夏場は涼みによく行くのですが、少し気になっている道がありまして、勇気を振り絞って向かってみることに。
なお、執筆当時は倒木により通行不可能なので通行される方は気をつけて走行してください。

事前調査

場所は京都府木津川市山城町にあるおそらく無名の峠道に繋がる林道です。
近場に車谷2号橋という橋を見かけたのでここでは車谷峠とします。

このあたりは農地もありますが、それよりも林業が盛んなようです。
その証拠に車谷峠を通行していると左右の山に入っていく道がいくつも見受けられます。
一部のバイカーは林道アタックで走っているようで、以前煽られたので探索の際は少々注意したいところでしょうか。

また、東に進むと不動川砂防歴史公園があり、時期によれば観光客の通行が多い区間です。
ただ、アクセスがいまいち良くないので通常時は非常に静かな道です。

で、地図の交差点ですが、北に進む道と南に進む道がありますが、今回は南の道を攻めてみます。
北のルートも林道ですが、その先には三上山の展望台もあるので展望台目当てでも十分楽しめるルートです。
ただ、夏場はスズメバチの巣があることがあり、立入禁止になっている場合もあるのでその点だけ要注意。
そして本題の南ですが、北に比べて非常に暗い入り口で雰囲気が結構怖いので躊躇っていましたが、今回勇気を振り絞って突入してみます。

目的地まで

目的地までは比較的大きな車谷峠を通って行きます。

今回は北側からアクセスして目的地の手前まで向かいます。

aa スタート地点です。
結構アクセスが悪いのでここまでたどり着くのが少し困難かもしれませんが、不動川砂防歴史公園の南側の峠であればほぼ道なりにまっすぐなのでわかりやすいかと思われます。

目的地ではありませんが、この峠ですでにいい雰囲気を出しています。

うおう、いきなり倒木。
四輪車の人は気をつけないとガコンっといってしまいそうです。

また倒木。
実は結構前から倒木があったのですが、片付けられていないようです。
そもそも農道が主だからいいのでしょう。

結構傾斜がきつくなってきました。
ハイギアカスタムしてあるというのもありますが、3速だと失速してしまうほどです。

ここからは下りに入ります。
下りも安定の路面状態なのであまり飛ばしすぎないように慎重に降りましょう。

うん、とてものどかで気持ちがいい。
フルフェイスの変な人が写真撮っていたので、後ろの作業中の方に結構変な目で見られていました。


目的地から閉鎖区間まで

ようやく目的地に到着です。
以前から気にはなっていましたが、雰囲気に飲まれて今まで足を踏み入れたことがありませんでした。
今回そのもやもやを紐解いてやります。

早速突っ込んで行きます。
森のなかに突入すると先ほどとは違った空気を感じます。

ミラーとカーブがいい味を出しています。
轍が結構綺麗なので今でも結構な頻度で車の行き来があるのでしょう。

途中に竹が浮いていました。
つるがいい感じに竹を止めてくれています。
しかしどういう状態でこのようになったのでしょうか。

途中橋が現れます。
ポイ捨ての看板が綺麗なので最近までは使用されていたのでしょうか。
ここから道の状況がガラッと変わります。

轍も薄くなって完全に自然に還ろうとしています。
写真だと登っているように見えますが、実は下り坂になっていて右の湿ってるところが川になっています。

結構坂がきつくなってきました。
足元が水っぽくて止まって撮影するのが若干きつい、滑りそう。

自然に還りつつある橋を発見。
渡る勇気はありません。

こういう感じの標識っていいですよね。
写してはいませんが、隣に川があってところどころに砂防ダムが設置されています。

傾斜がマシになったところで停車。
下がシルすぎてスーパーカブも自分も滑りそう。
この間クランクケース補修したばかりだからどうか滑らないで・・・。

振り返りに1枚。

またもや橋を発見。
さっきよりも自然度が上がっています。

路面状態もだいぶきつくなってきました。
おそらくこのあたりはもう誰も走ってないでしょうね。

これまたすごい橋を発見。
高さといい、細さといい、ここまでで一番恐ろしい橋です。

別のアングル。
果たしてこの橋を人が渡る機会は来るのでしょうか。

スーパーカブはこのアングルが似合いますね。

振り返りに1枚。
だいぶ下ってきましたね。

ありゃ、完全に封鎖されちゃってる。
右が今回の正規ルートなのですが、参ったなぁ。
左はまた別の道に繋がっているので今回の目的ではありません。

倒木の先です。
先は大丈夫そうだけど、木を避けるにも装備がなぁ・・・。

おとなしく引き返します。
地図を見ると元来た峠を下ったところからアプローチできるようなので逆からアプローチしてみます。

戻ってきました。
ここから左折して反対側へ回ります。


反対側からアプローチ

反対側は蟹満寺の上から山に伸びる道がそれです。


やってきました、蟹満寺に繋がるT字路です。
ここを直進すると目的の道へと向かいます。

ここから既にやばい香りがしてる気がしますが、さっきほどではありません。

若干路面状況が悪くなってきましたが、まだ通行はできます。

比較的新しい警告板が置いてあります。
木津川市ということはやはりつい最近までは通行できていたのでしょうか。

だいぶ深くなってきましたが、路面状況はまだマシです。

ガードレールが見えてきました。
今までもこの先もガードレールが全くありませんが、このあたりはあるみたいです。

暫く進むと道がかなり狭くなります。
隣はほぼ崖みたいな感じなのでここはガードレールがないとやばいです。

だいぶ雰囲気が出てきました。
もう少しで閉鎖地点に到着でしょうか。

到着です。
意外にも反対側からは近くて路面状況もそれほど悪くなかったですね。

ところで山の中の砂防ダムって怖くないですか?

最期に振り返り。
あとは引き返すだけです。

戻ってきました。
思ったよりも短かったですが、とても涼しくて楽しめました。
現段階では倒木などで路面状況が非常に悪く走破は不可能です。
転回は困難なのでもし通行される方は気をつけて走行してください。

5 thoughts on “山の中にひっそりと存在する林道”

  1. いとう より:

    良き✨
    ええ感じの秘密基地つくれそうやな

    1. AonaSuzutsuki より:

      ありがとう、当時なら秘密基地候補だったね

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