山城町 綺田林道(仮称)

断念した山城町森林公園ともう一つの道と同日に、帰る前に三上山からの眺望を見てから帰ることになり、車谷峠からのアタックとなる。
しかしながら、こちらもがっつりと通行止めになっており、結局三上山の展望台へは行けなかったが、道中の荒れ具合を紹介しようと思う。
なお、正確な道路名が見つからなかったため地名から仮称した。

事前調査

事前調査という事前調査はないが、場所の情報から。
場所は以前こちらでも書いた山の中にひっそりと存在する林道の入り口を北に進むルートだ。

ここは初め農道だが、途中から林道に入り、そのままアスファルトの道へ出る。
アスファルトの道は比較的大きく、京都府道321号からもアクセスできるため、展望台へ向かうだけならこちらを通るよりもアスファルトの道を通るほうが確実だ。
今回は正に通行止めで進めなかったのだからなおのこと。
ちなみに、地理院地図では林道からアスファルトの道も軽車道として表記されているためそれなりの「酷道」(国道ではない)は覚悟すべきだ。
なお、アスファルトの道というのはここのことだ。

Google Mapのアルゴリズムが変わってから綺田林道が表示されなくなったためおそらくどのナビを使ってもこの道を案内されることはないだろう。

いざアタック

広がる農耕地

スタートは山の中にひっそりと存在する林道の入り口から北を向いたところだ。
なお、本探索は2018年6月30日に行った探索で、記事執筆はそこから2年経っている。
最近は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあって探索に出れていないため下書き放置した記事を執筆する方向で更新していこう思う。
といっても在庫がほとんどないためすぐに尽きそうで心配なのだが・・・。


上記の道に入るとさっそくこれだ。
明らか農道規格で普通乗用車は通行不可レベルだろうか。
地理院地図では一応軽車道ではあるが、最小の1.5mに近い狭さがある。
とはいえ中央に雑草もなく、轍もあるため交通自体は頻繁にあるようだ。


しばらく進むと周りが一気に開ける。
ここから見えるのは全て森と田畑で、居住地は一切なく本当に農耕地しかない。
田舎の田園風景なら居住地もいくつか見られるだろうが、ここは一応町の一角であるためわざわざ住むほどではなかったということだろうか。(ちょっと降りるとすぐ町がある)
なお、住所的には井出町ではなく木津川市なのだが、どちらもすぐそばだから農耕地利用者的には同じようなものだろう。


奥に見えていたガードレールはお察しの通り橋である。
コンクリート製の桁橋で、整備こそあまりされてなさそうだが耐久性は大いに期待できる。
扁額はなかったような気がする。


上記の写真から見て左の森へ進んだところにある待避所っぽいところだ。
待避所ではなかった記憶もあるが、正直覚えてない。
ここから林道区間に突入する。


かなり森が濃くなってきたが、相変わらず轍はしっかりと刻まれている。
普通の人間なら通らない道だが、山を専門とする者たちは頻繁に往来しているのだろうか。


綺田いざ林道へ


ついに山に入ってしまった。
初めに載せた写真でもそうだが、中央に雑草が生えていない。
踏み荒らされたわけでもないが、常に太陽光がここまで届かないのだろうか。
そうでないとここまで綺麗に土だけにはならないと思うが・・・。


進む度にどんどん路面状況が悪くなっていく。
2年前とはいえ多くが泥化していて走りづらかったのは今だに覚えている。
やはり太陽光が届かないため水捌けがよくないのだ。


廃道かここは・・・?
林道ではあるが、ここまで荒れるものだろうか。
実は台風の影響(何号だったかは忘れた)で荒れてはいるのだが、半年かそれぐらい前の完抜している時期でもこんな有様だった。


しばらく進むと橋が見えてきた。
道路状況と比較してガードレールとコンクリート桁橋は控えめに言っても浮いている。
いや、絵としてはしっくりくるのだが、なぜそこだけガードレールと言いたくなる。


予想通りの通行止め

おおっと?
前回の探索も完抜しておらず、ここももしやと嫌な予感はしていたがマジで通行止めか?
こういう通行止めは土砂崩れや倒木により道幅が狭くなっているだけのことも多いため、二輪である私たちは余裕だろと探索を続行する。

んなことよりも看板に重要なことが書かれている。
「木津川市」
木津川市が置くということはここは市道なのか!?
そもそも正式な林道なのかもわからないため情報がほしい。


再びコンクリート桁橋が姿を現した。
ここはどうやら扁額を確認したようで、「黒岩橋」と名付けられていた。
また、この下を流れる川は「天神川」というらしい。

ここまででも見られたが、ただのガードレールだけでなく、上部に支柱が水平に通っている。
欄干と複合型のようにも見えるが、強度アップの対策だろうか。
調べてもいまいち名前は得られなかった。


本当に軽車道なんだろうな?
軽トラならまだギリギリいけそうだが、車高があまりない軽自動車はおそらく底を擦って動けなくなりそうだ。


と思ったのも束の間、普通の林道に戻ってしまう。
事実上の廃道にしか見えないのだが、路面状態をみる限り一応車両の通行はあるようだ。


さて、二つ目の通行止め立て看板だ。
振り返っての撮影のため、ここまでの間に通行止め区間があったらしい。

・・・・あったか?
あるとすればそこを擦りそうな斜面だけだが、別に軽トラレベルなら通れなくはなさそうだし、通行止めというほどでもなさそうだが。
私の目が肥えすぎてるだけで普通はこれほどにまでなれば通行止めにするものなのだろうか。


途中道路を穿つ小さな川があった。
あまりにも浅くて手は突っ込んでいなかったと思うが、透き通っていて綺麗な水である。
なお、この後バイクに乗る際に川に足を突っ込んでしまったのだった。


本当の通行止め

通行止めなんてなかったじゃんと言いながら走ってると本当の通行止めがやってきた。(こちらから向かっただけだが)
たったの一本だが、低車高バイク2台には簡単なことではなかった。
いや、今の私ならかついででも行くが、当時はそこまでアクティブではなかったのだ。
それに確かこの時期はクランクケースを破損している時期だった気がするし。


惜しくも引き返すことになったが、引き返す前に周りを見ておこう。
これは道路端に打ち捨てられていた立て看板だ。
こういった打ち捨てられた人工物は林道や廃道の名物ではないだろうか。どこ行っても一個はある。
何て書いてあるか確認した覚えはあるが、内容までは今じゃ覚えていない。
おそらく落石注意とかその手の看板じゃなかろうか。


これはどちらを向いたかわからないが、地滑りしているっぽい写真だ。
地滑りしているのはいいとして、木の枝も下の方から残ったままのため、人の手が長く入っていないことが伺える。


さて、あとはきた道を引き返すだけだ。
予定よりも早めの切り上げとなってしまったが致し方ない。


長い時間を置いて執筆し始めたが、ぜひDトラッカーで行きたくなる道である。
再訪しようかな。

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